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2025/06/13

Windows 11でInDesign・Illustrator!従来の印刷ダイアログを呼び出す方法

Windows 11では印刷時に表示されるモダンUIのダイアログが採用されていますが、InDesignやIllustratorでの詳細な印刷設定を確認・保存するには、従来のプリントダイアログのほうが便利です。この記事では、レジストリを編集して旧プリントダイアログをワンクリックで呼び出す手順をご紹介します。

いつもお世話になっております。めちゃ楽プリント制作室でございます。Windows 11環境下でIllustratorやInDesignをお使いの際、プリントダイアログの設定を保存できず、毎回一から設定し直すのにお困りではないでしょうか。特に伝票や領収書など、用紙サイズが頻繁に変わるデザインでは、その手間が大きな負担になります。

そこで今回は、従来のプリントダイアログに戻す簡単3ステップをまとめました。ぜひお試しください!

※注意 レジストリ設定の変更は、ご自身の責任において行ってください。

  1. Windowsキー + Rを押さえて 「 cmd 」を入力 で管理者権限のコマンドプロンプトを起動
  2. reg add "HKCU\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog" /f
  3. reg add "HKCU\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog" /v "PreferLegacyPrintDialog" /t REG_DWORD /d 1 /f

この記事でわかること

  • レジストリ編集の前提と注意点
  • 「UnifiedPrintDialog」キーの作成手順
  • DWORD値「PreferLegacyPrintDialog」の追加方法
  • 設定反映を確認する方法

❶ 事前準備:管理者権限でコマンドプロンプトを起動

  1. スタートメニューを開き、「cmd」と入力。
  2. 表示された「コマンド プロンプト」を右クリック→「管理者として実行」を選択。

❷ サブキー「UnifiedPrintDialog」を作成する

対象のレジストリパスが存在しない場合に備え、まずはサブキーを作成します。

reg add "HKCU\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog" /f

「操作は正常に完了しました。」と表示されれば成功です。

❸ 従来ダイアログを有効化するDWORD値を追加

続いて、旧プリントダイアログを呼び出すためのフラグを設定します。

reg add "HKCU\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog" /v "PreferLegacyPrintDialog" /t REG_DWORD /d 1 /f

オプションの意味:

  • /v:値の名前
  • /t:データ型(REG_DWORD)
  • /d 1:有効化
  • /f:確認プロンプトを省略して強制適用

❹ 設定の反映と確認

1. 印刷ダイアログを呼び出すアプリ(Word、メモ帳、Illustratorなど)を再起動します。
2. 「印刷」を実行し、Windows 7以前のスタイルのダイアログが表示されれば成功です。
3. レジストリエディタ(Win + R → regedit)で以下のパスを確認します。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog
右ペインに PreferLegacyPrintDialog (REG_DWORD) = 0x00000001 があればOK。

元に戻したいときは?

  • DWORD値を 0 に変更:

    reg add "HKCU\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog" /v "PreferLegacyPrintDialog" /t REG_DWORD /d 0 /f

  • キーごと削除:

    reg delete "HKCU\Software\Microsoft\Print\UnifiedPrintDialog" /f

まとめ

Windows 11でもレジストリ編集を少し行うだけで、InDesignやIllustratorで使いやすい従来のプリントダイアログを復活させることができます。業務効率アップにぜひお役立てください。

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